好きになんかなるハズ無い!!
「聞こえてましたとも。アンタ一人言ってさみしいわねぇ」


苦笑いの李子の後にくっついて、私も校舎の中に入る。


体育館並みに高い天井。


あちこちに飾られている高そうな壷や絵画。


顔が反射して見える程光ってる床。


誰がどう見ても金持ち学校と分かる校舎内を、2人して歩いていた。


「李子、なんでここ、こんなに広いんだろうねぇ」


「………アンタ入学して3年目だよ?何言ってんのよ今更」


李子の苦笑い度がレベルアップした。


苦笑いでも美人って、いいねぇ李子ちゃん。


私もその位美人が良かったわ!!
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