好きになんかなるハズ無い!!
それでも私を心配していた両親は、思いきって私を転校させようとした。


だが自分で頼んで、同じ小学校に卒業まで通わせて貰ったんだ。


で、中学校は女子校である凛兎に入ったの。


私正直……ホッとした。


やっぱり意地張ってたのも、限界が来てたから――――…


「…名。美名!!」


「フェ……ッ?」


気がついたら、李子が必死に私の肩を揺すっていた。


心配そうな顔を見た途端、状況を理解。


イヤだ私ったら………李子ほったらかして……


「ごめんね李子。ちょっと…ボーーッとしちゃってた」


慌てて笑顔を向けた。
< 8 / 328 >

この作品をシェア

pagetop