わかっていたはずなのに…
「うん。優斗の気持ち聞けただけでも良かった。私たちは出逢うのが遅すぎたね?1つお願いしていい?」
「なに?」

「今日1日だけは付き合って!今日だけは優斗と普通のカップルみたく歩きたい…ダメかな?」

精一杯の君の最後の俺に対する愛だった。泣きながら、話す姿はとても愛しかった。

「いいよ。」

そう俺たちは話しをして公園から街に戻った。

そして1日だけのカップルが生まれたんだ。

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