赤い狼 四





その会話が行われている中、俺は隼人が出ていった後のドアをボーと見つめていた。








――――アイツは…隼人はまだ、あの女のことが好きだろーよ。


――――壊しに来たのか…、崩しに来たのか。






ただ、俺の頭の中で銀と棗の言葉がグルグルと回っていた。






奏side~end~





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