赤い狼 四





そんでもってテレビゲームしてた連と



「うるせぇ!気が散んだよ!銀なんか砕け散れ!そして風に吹かれろ!」



「ひゃっひゃっひゃっ!!あーらー、そんな事おっしゃってぃぃのかしら。あ。羨ましいんだな、俺が腹筋割れてんのが。けけけけ。


何だよ、そうなら最初っから言ってくれればぃぃのによー。ぎゃははは!」



「言ってねぇ!俺はその馬鹿な事しか言えねぇ口を塞げっつってんだよ!ハゲ散らかすぞ!ボケ!」



「ふっ。つれねぇなぁ。ぶっひゃっひゃ!俺のボディーが羨ましいって素直に言えば思う存分触らせ…え、何してんだ。


イデデデデデッ!ちょっ、おまっ!」



っていがみ合いしてるのもちゃんと見てたからね。



しかも銀、その間もちゃんとツボってたからね。爆笑してたからね。


そして連に前髪引っこ抜かれてちゃんと散らかされてる処見たからね。



THEハゲ散らかしって感じだったからね。しかも何気、綺麗に舞ってたからね。


一瞬、花咲か爺さんかと思って感激したからね。ついに現代で再現されちゃったかと思ったからね。


ちゃんっと見たからね。ザマーミロだよね。




…って、何で私は銀について語ってんだ。




いけないいけない!と頭をブンブン横に振る。




危ない危ない。


稚春ワールドにハマっちゃうところだった。






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