元ヤン彼氏と一緒

買い物が終わり私の家に着くまでずっと買い物袋を持っていてくれた
「なんかごめんね？わがまま聞いてくれたり迷惑かけちゃって」なんでだろう、自然と七瀬君に甘えちゃうんだ
「別に」七瀬君って本当にしゃべらないよねっていうか私がうるさいだけか
「七瀬君彼女いないの？」自然とこの言葉がでていた。ま、いないわけがないか

「そんなのいねぇよ。女は嫌いだから」クールだな。って
「えっ？じゃあなんで私と一緒にいるの？」

「それはお前は他の女とは違うから」それって普通の女の子じゃないって言われてるようなものだよ？私悲しいかも、グスン
「それにしてもお前変わりすぎじゃね？」へ？
「何が？」私がそう言うと七瀬君はキャップを深くかぶって言った
「顔？っていうか全体的に」そうかな？でもそれって
「変ってこと？」こんな話をしている間に家についてしまった。私がただいまーと言うと七瀬君がお邪魔しますと言ってそのまま話を続ける

「ちげぇよ、普段が変なんだよ黒のでかい眼鏡に二つ縛りで、前髪長いし目とか全然みえねぇし」いやいや目が見えないのは貴方もそうでしょうが、今なんかキャップかぶってるし、前髪長いから全然見えないよ？
「そうかな？」んーもうこれが日常だからな、変だといわれても

「そうやって前髪わけて眼鏡なかったらすっげー可愛いって俺は思う」キャップを外してリビングのソファーに腰を下ろした

「か、可愛い！？いやないないない！！」か、可愛いって、カァーっと頬が赤くなるのを感じた
さっさと料理の支度をしながら七瀬君との話を進める

「あるんだよ。ま、別にその格好を止めろなんてことはいわねぇから安心しろ」あ、そうだ眼鏡かけないと見えないんだった

眼鏡をかけるとじぃーっと七瀬君は私を見たっていうか見ているのかな？視線は感じるんだけど前髪で何処見てるかわかんないんだよねー七瀬君って。すると
「やっぱり城田なんだな」なにそれ！？そんなにかわる？眼鏡と髪型だけで