恋に溺れて




階段を登っていく三人。

会話はない…。

…ートンッ…トンッ

と、三人の足音。

気付くと三人の不規則な足音は

止まっていて扉の前に

立っていた。

「ここだよ」

と先輩が扉を開くと同時に

風がブワッと吹く。

「わぁ…凄い…。」

屋上は中学校とは違って

とても広かった。

雲ひとつない青い空に

暖かい風。日当たりもいいし

お弁当を食べるには

ちょうどいい感じだった






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