恋に溺れて
「はいはーい、じゃあまた後でね」
ふぅ、と一つため息ついて
また先輩の事を思い浮かべてみる
そうしているといつのまにか
入学式は終わった様子で、
皆は各教室に入っていく。
私は直接体育館に来たので
鞄をもち、クラスが書いてある
紙の前にたち自分の名前を
探してみる
「あっあった。私は二組だ」
他の人の名前をみていく。
…友達はいないようだ…と
諦めたその時に、さっき
友達になった佑の名前を
見付けた…と同時にだれかに
肩を叩かれた。「はい」と
振り向いてみる。