僕達の風
第1章 過去は今
この世に幸せなんてあるのだろうか...
皆幸せだけと思ってる
今日も同じで昨日も同じ
そんな,私も今日から高校生
小林 未来(15)の願い
[嫌な事は,忘れたい]
「ねー、この席空いてる-??」
中学校入学して最初に彼が私に話しかけてきた。
彼の名前は 後藤 里留 。ただの,クラスメート・・
でも,私はこの時もう彼と会うって決まってた・・
そんな気がした。
私は彼の優しさを知って好きって気持ちになってしまった。
だから中3の秋,彼に告白した―・・
「・・好き」
未来は聞こえてるような聞こえないようなほんの小さな声で
彼にこの2文字の言葉を伝えた。
この,2文字を言うのは,すごく恥ずかしかった。
「オ・・オレも前から小林のこと,好きだった」
その時の彼の顔は,真っ赤だった。
「え・・え!!」
嬉しくて嬉しくて涙が勝手に零れ落ちた。
「本当に,好きだから」
彼はその時の私を安心させるかのように言ってくれた。
「うん・・」
本当に,彼と過ごせた日々が楽しかった。
でも
幸せが幸せを奪っていった・・・
プルルルル・・・
「はい!!もしもし?」
「あ。未来ちゃん?里留の母ですけど・・・あのね落ち着いて聞いてね?」
私は,里留の母が出した言葉に絶句した。
皆幸せだけと思ってる
今日も同じで昨日も同じ
そんな,私も今日から高校生
小林 未来(15)の願い
[嫌な事は,忘れたい]
「ねー、この席空いてる-??」
中学校入学して最初に彼が私に話しかけてきた。
彼の名前は 後藤 里留 。ただの,クラスメート・・
でも,私はこの時もう彼と会うって決まってた・・
そんな気がした。
私は彼の優しさを知って好きって気持ちになってしまった。
だから中3の秋,彼に告白した―・・
「・・好き」
未来は聞こえてるような聞こえないようなほんの小さな声で
彼にこの2文字の言葉を伝えた。
この,2文字を言うのは,すごく恥ずかしかった。
「オ・・オレも前から小林のこと,好きだった」
その時の彼の顔は,真っ赤だった。
「え・・え!!」
嬉しくて嬉しくて涙が勝手に零れ落ちた。
「本当に,好きだから」
彼はその時の私を安心させるかのように言ってくれた。
「うん・・」
本当に,彼と過ごせた日々が楽しかった。
でも
幸せが幸せを奪っていった・・・
プルルルル・・・
「はい!!もしもし?」
「あ。未来ちゃん?里留の母ですけど・・・あのね落ち着いて聞いてね?」
私は,里留の母が出した言葉に絶句した。