死せる朝日の会
「その様子だと、私が砕いた左腕は完治したみたいだな。腕の良い治療屋がいると便利だな。」
その言葉に、俺の心拍数が若干早くなった気がする。
「まあ、そう警戒するな。それにこっちだって、お前にやられた傷がようやく癒えたばかりなんだ。お互い様だろ。」
と言って、右腕の袖をまくった。するとそこには痛々しいくらいの包帯が、手首から肩に致まで巻かれていた。 だがしかし、
「俺がやっただと? 冗談はやめろ? それに、この状況で随分余裕だな。悪いが捕まえさせてもらうぞ。」
さすがにな、ここ最近の俺には色々な事があり過ぎた。だからこそ、突然の出来事に驚いてもそれなりに冷静でいられた。パステルの言動に踊らされる事も無く、ただ目の前の目的を果たす事に集中できた。 俺達は一気に間合いを詰め、パステルを取り押さえる、俺が上からパステルの肩を押さえ、アリとルイスがそれぞれロープで縛る、そしてユリスが正面から拳銃を突きつけてチェックメイトだ。ちなみにこの拳銃はルイスが仕入れて来たらしいが、今まで一回も使った事はないらしい。
その言葉に、俺の心拍数が若干早くなった気がする。
「まあ、そう警戒するな。それにこっちだって、お前にやられた傷がようやく癒えたばかりなんだ。お互い様だろ。」
と言って、右腕の袖をまくった。するとそこには痛々しいくらいの包帯が、手首から肩に致まで巻かれていた。 だがしかし、
「俺がやっただと? 冗談はやめろ? それに、この状況で随分余裕だな。悪いが捕まえさせてもらうぞ。」
さすがにな、ここ最近の俺には色々な事があり過ぎた。だからこそ、突然の出来事に驚いてもそれなりに冷静でいられた。パステルの言動に踊らされる事も無く、ただ目の前の目的を果たす事に集中できた。 俺達は一気に間合いを詰め、パステルを取り押さえる、俺が上からパステルの肩を押さえ、アリとルイスがそれぞれロープで縛る、そしてユリスが正面から拳銃を突きつけてチェックメイトだ。ちなみにこの拳銃はルイスが仕入れて来たらしいが、今まで一回も使った事はないらしい。