死せる朝日の会
打ち合わせした訳じゃない、しかし見事というより他無いほどの速さでパステルを捕らえた、つもりだった。しかし、次の瞬間。
「わからん奴だな、警戒するなと言っただろ。それにやはり甘い、その程度で私を捕まえられると思っているとはな。」
完璧に捕らえた、そう思った、だが俺達の目の前にいたのはパステルではなかった。 そこにはロープでぐるぐる巻きにされたマネキン人形だった。そしてパステル本人はと言うと、俺達から少し離れた椅子で足を組み、背もたれに深くもたれかかってこっちを見ていた。
「ほう、レトリスの占いか? 懐かしいな、そうか、だから私が呼ばれたんだな。なんだ、ちゃんと次の指示も書いてあるじゃないか?」
パステルは俺に何かを投げてよこした。それは机の上にあったはずの占いの破片だ。 “思え、ならばお前の物に”と書かれたを俺に投げ、さらにパステルな二本目のコーラを手に取る。
「アリス。」
ふいにパステルわつぶやいた。
「え?」
俺はなんと無く聞き返す。
「わからん奴だな、警戒するなと言っただろ。それにやはり甘い、その程度で私を捕まえられると思っているとはな。」
完璧に捕らえた、そう思った、だが俺達の目の前にいたのはパステルではなかった。 そこにはロープでぐるぐる巻きにされたマネキン人形だった。そしてパステル本人はと言うと、俺達から少し離れた椅子で足を組み、背もたれに深くもたれかかってこっちを見ていた。
「ほう、レトリスの占いか? 懐かしいな、そうか、だから私が呼ばれたんだな。なんだ、ちゃんと次の指示も書いてあるじゃないか?」
パステルは俺に何かを投げてよこした。それは机の上にあったはずの占いの破片だ。 “思え、ならばお前の物に”と書かれたを俺に投げ、さらにパステルな二本目のコーラを手に取る。
「アリス。」
ふいにパステルわつぶやいた。
「え?」
俺はなんと無く聞き返す。