死せる朝日の会
あせるルーベンスの言葉も聞かずに、俺は彼を強引に引っ張って行く。 そして勢い良く礼拝堂のドアを開けてパステルを呼ぶ。
「おい、もう大丈夫だ、すぐに治してやるからな。」
ユリスと何かを話していたパステルは、突然の大声に体をビクッとした。
「全く、びっくりさせるな、落ち着きの無い奴だ。」
振り返ったパステルは、何故だかウサギの耳の付いたカチューシャを付けていた。
「高柳さん、あのパステルはまさか?」
ルーベンスは俺の肩を掴み強引に振り向かせた。
「そうです、あのパステルはアリスです。先ほど本人の了解を得て捕まえました。」
するとルーベンスは驚いたような顔をして、パステルに近寄って行った。
「おお、お前は柿下家の当主か? 」
パステルの方も多少驚いてから、右手を出す。握手だろうか?
「ええ、ルーベンスと申します。」
自己紹介をしつつ、その手を握る、そして、
「はい、もう大丈夫ですよ。」
と言ってパステルの腕に巻かれた包帯を取り始めた。あっという間に白い肌があらわになる。
「おい、もう大丈夫だ、すぐに治してやるからな。」
ユリスと何かを話していたパステルは、突然の大声に体をビクッとした。
「全く、びっくりさせるな、落ち着きの無い奴だ。」
振り返ったパステルは、何故だかウサギの耳の付いたカチューシャを付けていた。
「高柳さん、あのパステルはまさか?」
ルーベンスは俺の肩を掴み強引に振り向かせた。
「そうです、あのパステルはアリスです。先ほど本人の了解を得て捕まえました。」
するとルーベンスは驚いたような顔をして、パステルに近寄って行った。
「おお、お前は柿下家の当主か? 」
パステルの方も多少驚いてから、右手を出す。握手だろうか?
「ええ、ルーベンスと申します。」
自己紹介をしつつ、その手を握る、そして、
「はい、もう大丈夫ですよ。」
と言ってパステルの腕に巻かれた包帯を取り始めた。あっという間に白い肌があらわになる。