死せる朝日の会
俺の? 一体なんだろう? 俺は袋を開けて中身を取り出しす。
「これって、まさか?」
それを見た俺は驚いた。中に入っていたのはなんと刀だった、しかもずいぶんと使い込まれた感のある日本刀じゃないか。 これが本当に俺の持ち物なのか?
「さあ、今度は俺が預けた物を返して貰うぞ、俺の愛刀“姫牡丹”の場所を教えろ。」
レインはそう言って自分の胸元を指差した。まさかそれって?
「レイン、ここにありますよ。さっき回収して来ましたから。」
そう言うとユリスはさっきのペンダントをレインに渡した。
「おお、懐かしい我が愛刀。」
ペンダントを受け取ったレインは、僅かに微笑んでそれを見た、まるで久しぶりに恋人と会うような表情をしていた。 そしてレインは、ペンダントを軽く振り上げた。 すると驚いた事に、ペンダントだったそれは一瞬にして刀の形になったではないか。
「すげー、一体どうゆう仕組みなんだ? 俺のもできるのか?」
俺は持っていり刀をマジマジと見つめた。
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