死せる朝日の会
「ええ?! この状況で言うセリフかよ? だいたいそれを言うなら“思ったより大きいな”とかだろ。 どれだけ小さいんだよ。」
そう言いながらリンダは俺のこめかみを拳でグリグリする。
「痛ってぇ、マジで痛いから、ごめんごめん。 大丈夫だよ、どっちかと言うと俺は大きいよりは小さいほうが好みだし。」
リンダは楽しそうに笑っているが、これは少し怒ったかな?
「小さいってはっきり言いやがったな? ユリスだってこんなもんだぞ。 お前はアレだな、ただのロリコンじゃないのか?」
リンダは顔を真っ赤にしながら俺の顔を胸元に押し付ける。 良かった、それほど怒ってないみたいだ。
「これってどんなプレーだよ? 俺が照れる。」
俺とリンダはしばらく見つめ合って、思わず吹き出したリンダと一緒に笑いあった。
「でもさ、ユリスはもう少し大きいんじゃないか? 見た感じからして違う気がするけどな?」
俺はユリスを思い出してみたが、リンダよりは四歳年上だし、違いはあきらかだ。
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