死せる朝日の会
年下にからかわれるとは、俺もまだまだだな。 俺は風呂場に向かうリンダの後ろ姿を見て、軽いイタズラ心をくすぐられた。 後ろからゆっくりと近づいてTシャツの裾を掴むと一気にめくり上げた、もちろん上の一枚だけだ。俺的にはリンダをびっくりさせたかっただけなんだよな、驚いてシャツの裾を押さえるような姿を連想していたんだけど。 リンダの反応は全くの予想外だった、
「いっ!! イヤああああああっ!!」
そのあまりの絶叫は俺の体がビクッとなるほどだった。 そんなに嫌がる程だったのか?なんて思った俺だったが、すぐに原因を悟った。 俺はTシャツの上一枚だけをめくったつもりだったのだが、それに引っ張られるように中の2枚目もめくれていたのだ。 しかもリンダは下着をつけていなかったから白い素肌があらわになっている。 後ろ側にいた俺の目にはリンダの背中が見えていた、そして俺はゆっくりとシャツの裾を下ろしながら血の気が引くのを感じていた。
「何? なんの嫌がらせ?」
リンダはゆっくりと振り返りながら俺を見る、
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