死せる朝日の会

夢の続き

「雨に会いに行った日の事を覚えてるか?」
もちろん覚えてる、あれは衝撃的だった。
「ああ、アリスに乱入されたんだよな、忘れる訳無いよ。」
リンダは頷く、あれはリンダにとっても怖い思い出だったろう。
「その後、私達は倒されて教会に運ばれたよな? あの時私は夢を見たんだ、それはたぶん私が経験した事なんだろうけど、このゲームに関わる事だから記憶が無いんだよ。この交渉の夢を見たんだ、もちろん監視側じゃなくてオリジナルとしてな。」
ここまでの話を聞いて、俺は多少なり驚く。 俺が見た夢と同じ物を、しかも同時期に見たのか? なんとも不思議な偶然だな。
「その時の話なんだけど、そこには私達二人だけじゃなかったんだ。 他にもメンバーが数人一緒でさ、政府側も数人の側近がついていた。 だから少し違和感があるんだ、それだけの事だよ。」
俺は新ためてモニターを見る、オリジナルの二人と相原総理の三人しかいない。 俺の見た夢もリンダと同じだ、もっと人数が多かった。 確かに気になるが、
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