死せる朝日の会
ルーベンスは俺を見ながら、
「可愛いですよね?」
と笑って言った。 俺とリンダの関係は既にメンバーにはバレている、今更隠す事は無い。
「ええ、本当に可愛い。 いや、実に可愛い」
言い切った、俺はルーベンスの遊びを流したぞ。 と、してやったりの顔でルーベンスを見る。 するとルーベンスは口に手を当ててクスクス笑いながら、リンダの方を指差した。
「君達は面白いね、記憶が無いのが不思議なくらいだよ。」
リンダを見ると下を向いて顔を真っ赤にしていた、
「馬鹿、恥ずかしい事言うなよ。」
若干引きつった声で叫ぶリンダを見て思った、これもルーベンスの想定内なんだろうか?
「とりあえず冗談は後にしましょう、この状況でわざわざ来たんだ、何かあるんでしょ?」
俺は話題を切り替えるべくルーベンスを見た。 すると真剣な表情になったルーベンスは再びモニターを見る。
「いや、作戦そのものに変更は無い、 ここに来たのは私の個人的な要望だよ。 ピンと来ないかもしれないけど、
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