死せる朝日の会
夜明け
俺とヒナは教会に戻って来た。 ヒナは仲間達に迎えられるが、俺には誰一人声をかけたりはしない。 まあ、当然だよな。 リンダは隅の方に座って下を向いている。
広い礼拝堂の椅子が静まるまで、結構な時間がかかった。 全ての椅子はきっちり人数分埋まり、俺は壇上にたって全員を見渡した。 その表情は様々で、俺を睨みつける者、無表情の者、見ない者、意外にも笑顔を見せてくれる者もいた。 俺はゆっくりと深呼吸してから話し始める。
「みなさん、だいたいの事情は知っていますね? 私こそが全ての元凶であり、皆様方の倒すべき敵です。 これまで私のして来た事は、決して許される事ではありませんし、許されるとは思っていません。 しかしながら、もう消えてしまうだけの私に、あなた方のリーダーであるヒナは生きる道をくれました、 生きて罪を償えと。 今の私は神ではありません、ただの一人の人間です。 正直どうやっていけばいいのか迷っています、ですが、もし許されるのなら生きたい。 それでも…」
だんだんと涙が溢れて来て、言葉にならなくなとた頃、黙って見ていたヒナがこう言った。
広い礼拝堂の椅子が静まるまで、結構な時間がかかった。 全ての椅子はきっちり人数分埋まり、俺は壇上にたって全員を見渡した。 その表情は様々で、俺を睨みつける者、無表情の者、見ない者、意外にも笑顔を見せてくれる者もいた。 俺はゆっくりと深呼吸してから話し始める。
「みなさん、だいたいの事情は知っていますね? 私こそが全ての元凶であり、皆様方の倒すべき敵です。 これまで私のして来た事は、決して許される事ではありませんし、許されるとは思っていません。 しかしながら、もう消えてしまうだけの私に、あなた方のリーダーであるヒナは生きる道をくれました、 生きて罪を償えと。 今の私は神ではありません、ただの一人の人間です。 正直どうやっていけばいいのか迷っています、ですが、もし許されるのなら生きたい。 それでも…」
だんだんと涙が溢れて来て、言葉にならなくなとた頃、黙って見ていたヒナがこう言った。