死せる朝日の会

なんせお前っていつも私に構ってくるからな。 あと、お前がアリスになるのを待ったのは何故か？だったよな。 簡単な話さ、お前は私を助けてどうするつもりだったんだ？ 自分は消えるつもりだったんだろ？ だったら私の考えもわかるよな？ 」
その言葉に、俺はハッとなる。 そうか、リンダは俺を止めるつもりだったんだ。 神としてでは無く、人の身に入っていれば抑える事も可能だろうな。
「お前も死ぬつもりだったのか？ だったら何で俺を受け入れたんだ？ 」
するとリンダは立ち上がり、冷蔵庫からコーラを取り出した。
「今回のお前は計画の実行には最適だった、なんせ記憶を無くしている上に自分がヒナだと思っていたからな。 なんとかして最期の日までにお前を殺すつもりだった。 けど、ある異変に気がついたんだ、みんなの記憶がおかしいってな。 メンバーは皆お前がヒナだと思ってるし、それに実際の日付が１日ずれていた。 本当のヒナも現れないし、念の為今回は作戦を中止にしたんだ、けどギリギリになってヒナが来ただろ？ 私は確信したんだ、あいつは今回で終わらせるつもりだとな。