死せる朝日の会
俺が自分の気持ちを動揺させていると、ふいにリンダのチョップが脳天に降り下ろされる。
「痛ぃ…、リンダ?」
「全く、お前はそうゆうところが暗いんだよ、お前は神だったんだろ? もっとしっかりしろ。 過ぎた事実は変えた、誰も死んで無いんだ。それも含めて償いたいなら、これからの人生を堂々と生きろ、エイトのメンバーは許してくれただろ? 」
確かにそうだけど、
「けど…」
「けどじゃない。」
俺の罪か。
「お前は生きていけるんだ、死を選ぶのは逃げだろ。 もしそうなったら私も死ぬぞ。 そうなったら今度こそお前は罪を背負う事になる、それが嫌なら生きろ。」
力強い言葉とは裏腹に、リンダは大粒の涙を浮かべている。 それを見た俺は胸が締め付けられるような気がした。 俺は情けない奴だ、目の前の女の子一人守ってやれないなんて。逆だろ? 俺がリンダを癒やしてやるべきだろ、何やってんだよ俺は。
「なあリンダ、お前は俺の中身を知りながら接していたんだよな? だったらお前はヒナじゃなくて俺の事を好きだと言ってくれたんだよな?」
するとリンダは、顔を真っ赤にしながら。
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