死せる朝日の会
「ありがとうございます。 では、鏡は我々で回収させて頂きます。今回の要求、我々にとっても、あなたがたにとっても、実に有益な物になったと思います。立場さえ無ければ、仲良く食事にでも誘いたい気分ですが、悲しい事に私達は敵同士、決して相容れることはないでしょうね。」
寂しげな表情のアイリスに、俺は思わずフォローを入れそうになった。 今は敵同士だけど、全てが終われば、みんなで仲良く過ごせるのだと。けど、その台詞をアイリス達に言うのは許されてはいない。敵として選ばれた人間には、若干の記憶操作が施されている。場合によっては俺達のように記憶が戻ってしまう事があるのだ。でもそうなったらルールが成り立たない事になってしまう、だから禁止されているし、そうなってしまったら、その時点でゲームオーバーになってしまうらしい。俺は心の中だけでつぶやいた。きっとみんなで笑って過ごせる日々を取り戻してみせる、だからそれまで待ってくれと。
「マリー、記憶が無いのは言い訳にしたくない、俺の言った事で傷つけてしまったなら謝るよ、ごめん。今日はありがとうな。」
寂しげな表情のアイリスに、俺は思わずフォローを入れそうになった。 今は敵同士だけど、全てが終われば、みんなで仲良く過ごせるのだと。けど、その台詞をアイリス達に言うのは許されてはいない。敵として選ばれた人間には、若干の記憶操作が施されている。場合によっては俺達のように記憶が戻ってしまう事があるのだ。でもそうなったらルールが成り立たない事になってしまう、だから禁止されているし、そうなってしまったら、その時点でゲームオーバーになってしまうらしい。俺は心の中だけでつぶやいた。きっとみんなで笑って過ごせる日々を取り戻してみせる、だからそれまで待ってくれと。
「マリー、記憶が無いのは言い訳にしたくない、俺の言った事で傷つけてしまったなら謝るよ、ごめん。今日はありがとうな。」