恋愛アンフェア
それと同時に、どこからかガラの悪そうな男が5人、フラリと現れた。

やっぱり、こう来るわけだ。

どこまで腐ってるんだろう。この女。


背中に汗が流れる。

5人。

5人か、きついな。

さすがに5人一度に喧嘩したことは無い。

しかも、相手は男。

掴まれたら終わりだ。

なら逃げるか。

退路は。

でも。

どうする。
どうすればいい。

どれが一番最善なんだ。

そう頭をフル回転させている時だった。

女教師と5人の男の表情が凍りついた。





何?

私、何かした?

いや、誓ってしていない。

むしろ少々ビビってただけだ。

よくよく観察すると奴らは私を見てはいなかった。

どうやら私の後方を凝視している。


うしろ?


振り返って
絶句した。



…なにあれ。

< 10 / 16 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop