あばば

あずさたちと一緒に、教室へと戻った。

その日から、移動教室となると、あずさや燐が一緒に行ってくれた。

そのおかげで私はなんとか学校に来ることができているし、感謝してるけど…

「春。いこーよ。」

こんなによくしてもらっていいのか。

私なんて、たいした人間じゃないっていうのに…

いつまでも頼っていてはいけないように思えて、最近では一人で行動するようにもしていた。

< 9 / 10 >

この作品をシェア

pagetop