Tokyo Midnight
「・・・彩斗さん」

「ん?」

「・・・私、しばらくここにいてもいい?」

アパートを片付けて、仕事も探すから・・・

彩斗さんと離れて、普通の生活に戻るとしても

もう琉夜には会いたくない。

すぐにここからいなくなるから・・・

私はそう思いながらゆっくりと目を閉じる。

「ずっといろよ」

しばらくしてもらった返事は、夢の中で甘く響いた。
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