Tokyo Midnight
「ねぇ・・彩斗さん」

久しぶりに一緒に眠る夜。

ベットで本を読んでいる彩斗さんの腕に甘えるように擦り寄った。

「ん?」

その横顔はすごくきれいで、ずっと眺めていたいと思った。

「見て」

私は勇気を振り絞って素肌に纏っていたシルクのパジャマを脱いだ。

彩斗さんはまっすぐに私を見つめている。

「キズ・・・きれいになったな」

そういって目を細めて笑う仕草にもうずっと前からドキドキしてる。
< 108 / 153 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop