Tokyo Midnight
「さ、座って。夕食にしましょ」

お母さんがいろいろな料理をテーブルに並べると、昔話に花が咲く。

彩斗さんは微笑みながら、話を聞いてくれる。

私はひさしぶりによく笑った。

お父さんも彩斗さんと宮本くんにお酌をされて、嬉しそう。

そして、この平凡な幸せに私はまだ解決していない問題があることをすっかりと忘れていたのだった。
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