Tokyo Midnight
「ん・・・ふ・・・っ」

二人の重なった唇の間から熱い息が漏れる。

慶介はそれを驚いたような顔をして見つめていた。

「・・・いつまで見てく気だ?」

児嶋さんは私のそこに指を指しこんだまま慶介を見ないで言った。

「・・・こいつは俺のものだ。二度と手を出すな」

目の前でそう言ってくれる児嶋さんの指が一気に私を快楽へと陥れる。

もう・・だめ・・・

ぎゅっと握った児嶋さんのシャツを破れそうなほど強く握り締める。

脚ががくがくして、もう立ってさえいられないのに児嶋さんは更に激しく指を動かす。

見られてるのに・・・そう思いながらも、もう体は言うことを聞かなくなってる。
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