Tokyo Midnight
クローゼットには私が好きなブランドの服が山ほどあった。

サイズもぴったり。

まるで私のことを知り尽くしてるみたいに、そこにあるものはすべて私の好みのものだった。

クローゼットの置くの引き出しには下着もちゃんと入れてあって、これもサイズはぴったり。

ちょっと怖くなったけど、考えるとキリがないからやめた。

私はしばらくの間そのクローゼットの中で一人ファッションショーをして楽しんだ。

でも、それも2時間もすればあきてしまって、最後に着たミニドレスのまま広いベットに倒れこんだ。



早く帰ってこないかなぁ・・・


窓から見える青空をぼーっと眺めては寝返りを打つ。


食事は決まった時間にきちんと運ばれてきた。

高級ホテルのディナー並みの食事に驚く。

でも、何か足りない・・・
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