Tokyo Midnight
「・・・あ・・あぁ・・」

「・・・それとも、こうされたかった?」

少しだけいじわるに微笑むと、差し込まれた指がゆっくりと動き出した。

「・・あ・・・ふぁ・・っ・・」

予測できないその指の動きに、私の中がひくついてその快感を逃すまいとする。

「・・・ほら、もっとねだってみろよ」

私はねだってみろ、と言いながらキスをねだる児嶋さんの唇に自分の唇を重ねた。

腕を伸ばしてそのYシャツを握り締めると、キスが深くなって舌を絡め取られた。

タバコの香りが口の中に広がる。

でも、嫌じゃない・・・
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