Tokyo Midnight
でも琉夜からのメールは怖くて見れない。

きっと怒ってるに決まってる。

何も連絡してないし、昨日はいつもだったらうちに来る日だった。

琉夜は人なつっこいけど、それは表の顔であってキレると何するかわからないところがあった。

そこが少し子供っぽくて、恋愛感情は起きなかったんだと思う。

このまま・・・連絡とらないほうがいいかもしれない。

そう思い、私は携帯の電源を落とした。

「俺、今夜から出張で上海だから」

児嶋さんはベットから起き上がると、バスローブを羽織った。
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