Tokyo Midnight
「・・・・どうした?」

顔のキズは隠せないからしょうがない・・・

でも、これは・・・

彩斗さんは固く握った私の手にそっと手を重ねる。

「・・・怒ら、ない?」

私は震える声でそうつぶやくように言った。

琉夜みたいに「浮気した」とののしられたくはなかった。

「・・・怒らないから、見せて」

彩斗さんの優しい声に私はそっと手の力を抜いた。

ゆっくりとパジャマが開かれ、肌を露出させられる。

それと同時に彩斗さんの目がゆっくりと見開かれていった。
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