貴方の愛に捕らわれて
『あの…、猛さんはどうして私の服を、脱がそうとするんですか?』
「ん?風呂に入るからに決まってるだろ」
至極当然と言わんばかりに、答える猛さん。
『な、何でっ!?』
あんまりビックリし過ぎて、つい大声で叫んでイスからずり落ちそうになる。
そんな私の頬を包み込む様にそっと手を添え、瞳を覗き込みながら「ん?どうした?」なんて優しく聞いてくれるけど、今の私の頭の中は、ある一つの事柄で一杯だ。
『な、な、ふ、風呂入るって、まさか一緒にじゃないですよね!?』