貴方の愛に捕らわれて
三本の指をゆっくりと抜き差ししながら、秘芽にしゃぶりつき赤い実を摘み上げれば、押し寄せる快感に翻弄された香織が、息も絶え絶えに限界を訴える。
『なんか…へぇ…ん、……たすけ…てぇ』
それを合図に、俺は蜜壺からズルリと指を引き抜いた。
イク寸前で指を抜かれた喪失感に『はぁっ…』と切なげな声をあげ、太腿を摺り合わせて腰を揺らす香織。
「入れるぞ」と告げれば、熱に浮かされたようにぼうっとした香織がコクリと頷く。
「香織、お前に痛い思いをさせるのは忍びないが、こればっかりはどうしようもねえ。
なるべく痛くないようにはしてやるが、痛かったら俺にしがみついてろ。爪をたててもかまわねえ」
それだけ告げると、華奢な腰をがっちりと捕まえ、一気に腰を進めた。
『ひぃっ』という悲鳴と、己の大きく屹立した牡が、ブツっという感触を感じて香織を貫いたのは、ほぼ同時だった。