◇白黒恋争物語◆~運命の翼~






---201号室---




私は必死に川村先輩の手を振り払い抵抗した。




「暴れないでよ。棗ちゃん」



「やめてください!川村先輩!!川村先輩は・・こんな人じゃない!!」



男達全員が私の体を押さえつける。






恐怖で震えながらも涙をこらえて先輩への抵抗をし続けた。





「こんな変態じゃなかったって?プッ。そりゃあ、『イイ先輩。川村先輩』とは真逆だな」




「うぅ。。っく」


「だって・・・・・・。演技だもん。演技」



「演技・・・」


「そそ。棗ちゃんを1目見たときから可愛いな~って思っててさ~。・・それなのに、あの『人気者、イケメン双子白黒兄弟』がいるからさ~。手出せなくってさ~」





「・・ッつ」



「そしたらたまたま今日いい機会があったじゃ~ん?」



そう言って制服のリボンをはずした。



「やめて!本当の先輩に戻ってくださいぃ・・うう・・っく・・」


「ありゃりゃ。泣いちゃった~。泣いた棗ちゃんも可愛いね~」
















とそこに・・


< 19 / 44 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop