◇白黒恋争物語◆~運命の翼~
---201号室---
私は必死に川村先輩の手を振り払い抵抗した。
「暴れないでよ。棗ちゃん」
「やめてください!川村先輩!!川村先輩は・・こんな人じゃない!!」
男達全員が私の体を押さえつける。
恐怖で震えながらも涙をこらえて先輩への抵抗をし続けた。
「こんな変態じゃなかったって?プッ。そりゃあ、『イイ先輩。川村先輩』とは真逆だな」
「うぅ。。っく」
「だって・・・・・・。演技だもん。演技」
「演技・・・」
「そそ。棗ちゃんを1目見たときから可愛いな~って思っててさ~。・・それなのに、あの『人気者、イケメン双子白黒兄弟』がいるからさ~。手出せなくってさ~」
「・・ッつ」
「そしたらたまたま今日いい機会があったじゃ~ん?」
そう言って制服のリボンをはずした。
「やめて!本当の先輩に戻ってくださいぃ・・うう・・っく・・」
「ありゃりゃ。泣いちゃった~。泣いた棗ちゃんも可愛いね~」
とそこに・・