居場所
―――――・・・

「幸也」
「ん?」
「キスして」
「ん。」
ちゅ・・・
「なんか嫌なことでもあったのか?」

・・・勘よすぎ

「別に。何もないけど。」
「ったく、きよは可愛くないよなあ」
「・・・」
「溜め込んでっといつかはパッパラパーになっちまうぞ」

こんな風にな、と言って幸也は
あほみたいな踊りをしだす。

「だから何もないってば」
「そうか、ならそんな泣きそうな顔すんな」

幸也が頭をなでてくれる
幸也のこういうとこも、アタシはすきだ。
< 6 / 7 >

この作品をシェア

pagetop