記憶の桜 -花空残夢-


「ああ、そうだ!沖田さんに金平糖を買ってきたんですよ」




涼はそう言って、金平糖を総司に差し出した。




それを受け取った総司は早速食べ始める。




「涼ちゃんも。はい、あ~ん」



総司に差し出された金平糖を涼は、躊躇いながら口を開け、食べた。




すると、涼の顔が綻ぶ。




その顔を見ていると、俺まで幸せな気持ちになる。






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