記憶の桜 -花空残夢-


箱館での最後の戦いが終わってから、早1年が経っていた。




重傷を負ったものの助かった土方さんは、榎本さん達が投降する際、共に投降しようとした。



『君が行くと言えば、葛葉君も行くというだろう。彼女は花散り鬼だった子だ。もし、奴らが彼女を見つけたら、どうするか、君なら分かるよね?』




でも、大鳥さんのその言葉で土方さんは投降する事を諦めた。




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