蒼色キャンディ


「エイメルは何も食べなくていいの?」
「はい。別にそれでも大丈夫ですよ」


空中に漂いながらエイメルは答えた。


「天界では確かに僕達も食事はしてましたけどランクによってまた違ったので…」






………来たよランク。




「じゃあエイメル。私、学校行ってくるね」
「何を言うんですか!僕も行きます!」


  一瞬の沈黙


「えぇぇっ!?大丈夫なの!?誰か他の人に見られたら…」
「奏以外は誰も僕が見えないですから」

エイメルは微笑む。


……そうだったわね……

「それに奏についていかないと僕は奏を守れないじゃないですか!」
「守る?何から?」


奏は家の鍵をかけながら聴いた。



「悪魔からですよ!」






天使の次は悪魔ですか







< 11 / 37 >

この作品をシェア

pagetop