蒼色キャンディ
空中の高い所に浮いていたエイメルはそこで喋り出す。


「僕ら天使の呼ぶ悪魔とはですね…」
「待って、エイメル」


説明しようとしたエイメルを奏が止める。


「そこで説明するくらいなら降りて説明してよ」
「……?はい?」


エイメルはちゃんと降りてくるが返事が疑問系。



意味が分からない訳…無いよね……?


そりゃ私の天使のイメージは神様に仕える者、なイメージだったわけで。


つまりエイメルはイメージとはかなり掛け離れているけど天使、だったわけです………




「えーと…悪魔とは、人間の強い欲望が形になったもので人にも僕ら天使にも害を及ぼすものの事です」

「害って?」
「人を『じさつ』と言うものまで追い詰めるんだそうです」




へぇー。じさつねぇ…










………………って自殺っ!?







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