彼の瞳に捕まりました!
「菜穂?」
一瞬だけ止まる身体。
行成の頭を引き寄せ耳元で囁く、
「これ以上ないくらい、幸せにしてあげる」
「えっ?」
「だから、最高で最良の幸せをちょう…………っ、あぁぁぁっん」
言い終わる前に、さっきとは比べ物にならない位に激しく動く身体。
「減らず口」
って、行成が苦笑いを浮かべた。
滴り落ちる汗。
徐々に早まる息遣い。
眉間に皺を寄せた顔が色っぽい。
菜穂限定。
そう言った時、凄く嬉しくて幸せだった。
照れ臭くって、とぼけちゃったけど……
ねぇ、行成。
本当に好きよ。
大好き。
「愛してる」
耳元で囁く行成に、
「愛してる、世界一」
そう言って、噛みつくように唇を重ねた。