ヴァンパイアヒューマン−桜−
3人がきらびやかで賑やかな街を歩いていると、一軒のバーの前に差し掛かった。
そして、そのバーの中から一人の少年が突然放り出された。
『てめぇ、また泥棒を働きやがったな。もう許さんぞ!!警察に突き出してやるからな!!』
バーの店主は声を荒げて少年に怒鳴った。
放り出されて、地面で尻餅をついている少年を見た3人は驚いた。
『あっ、お前は!!』
ラッセルは少年を指差した。
『ゲッ!!お前ら…』
少年は3人に気付いた。
『何だあんたら。このガキの知り合いか?』
バーの店主は3人に尋ねた。
『この子が何をしたのかわかりませんが、代わりに謝ります。すみません。許してあげて下さい。』
ミーナはそう言って、バーの店主に頭を下げた。