ヴァンパイアヒューマン−桜−
『ああ、そうだなぁ…ミーナと俺の結婚式の見届け人として、そいつらもガルディニア城に連れて行こう。とりあえず部屋にでも閉じ込めておけば良い』
リュートはそう言って、眠るミーナの顔を覗き込み、また歩き出した。
『よし、行くか』
一人の兵士はハートを肩に担ぎ込んで歩き出した。
『えっ!!俺がコイツを連れてくのか!?』
残った一人の兵士は巨漢のラッセルの腕を引っ張り、必死で引きずりながら歩いた。
リュートたち3人は、ミーナたちを連れてガルディニア城へと帰って行った。