ヴァンパイアヒューマン−桜−


『やれるさ!!俺たちを甘くみるなよ。行くぞ!!』


ラッセルは自信満々に告げ、兵士たちに向かって行こうとした。


『うっ…な、なんだ…』


ラッセルが兵士たちに向かって行こうとした瞬間、ラッセルはよろめきだし、足がぎこちなく止まった。


『フフフ、ようやく効き目があらわれたか…』


リュートよろめきだしたラッセルを見て笑った。


『き、効き目!?』


ラッセルはフラフラして立ってられなくなり、その場にしゃがみ込んだ。


『お前たち3人を捕らえた時に、神経麻痺剤を注射させて貰った。こうなった時のためにね。良いタイミングで効き目が効いてきて、お前たちの足や手の神経が麻痺し痙攣し始めてくれたよ、ハッハハハハ』


リュートは高笑いをした。




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