ヴァンパイアヒューマン−桜−
『ミ…ナ…さま…』
ラッセルはジンタに歩み寄って行くミーナを見つめた。
ミーナが地面に倒れているジンタにそっと手をかざすと、ジンタの傷がスーッと癒えて行った。
そして、次にミーナはラッセルとハートに歩みより二人にもそっと手をかざした。
すると、二人の神経麻痺がスーッと治った。
と、同時にミーナは意識を失くして地面にドサッと倒れた。
『ミ、ミーナ様!!』
意識を失くして倒れたミーナの体をラッセルは揺すった。
『ミーナ様…』
ハートもミーナの事を心配した。
『どこかに運ぼう!!』
ラッセルはミーナを抱え、安全な所へと運んだのだった。