ヴァンパイアヒューマン−桜−


『ここは妖精の城よ。あたしは妖精の女王リリア様に仕える“ララ”よ』


ララはハートとラッセルに説明した。


『よ、妖精の城?そんな場所があったなんて…』


ハートは驚いた。


『あなたたちヒューマンがここに来たのはたぶん、リリア様に導かれたからでしょうね。リリア様を紹介するわ、ついてきて』


ララはそう言って、お城の中へとさっさと入っていった。


『導かれた?俺達が?』


ラッセルは不思議に思いながら、ハートと一緒にララの後を追うようにお城へと入っていった。


『こちらが我らの王女リリア様よ』


ララは妖精の王女リリアを紹介した。





< 196 / 574 >

この作品をシェア

pagetop