ヴァンパイアヒューマン−桜−
『お前優しいんだな。俺はウィル。お前は?』
少年・ウィルはサラに尋ねた。
『あたしの名前はサラ』
サラはウィルに自己紹介した。
『サラか…良い名前じゃん。よろしくなサラ』
ウィルはサラに右手を差し延べた。
『うん』
サラはウィルの右手を掴み握手を交わした。
『少しは本当のヴァンパイアの姿を理解出来たかしら?』
リリアは二人に尋ねた。
『うん…少しは…』
ハートは少しヴァンパイアに対する見方が変わりつつあった。
『そう…じゃあ、この時代からもう少し先の未来へ行きましょう。メススヘイラミ!!』
そう言って、リリアは呪文を唱えた。
するとまた眩しい光が3人の頭上に堕ちた。