ヴァンパイアヒューマン−桜−


『ヴァンパイアって、まさか…』


ラッセルはサラをじっと見つめた。


『そう、あの子はさっきまであたし達が見ていた少女の15年後の姿よ』


リリアがそう告げるとラッセルとハートは驚いた。


『その子を放しなさい』


サラはミーナの頭を撫でていた盗賊に告げた。


『ヴァンパイアの言うことなんて聞いてたまるかよ』


ミーナの頭を撫でていた盗賊は不敵な笑みを浮かべながら告げた。


すると、そんなミーナと盗賊のもとにバゼルが歩み寄った。


『まさかヴァンパイアがまだこの世にいるとはビックリだよ。なあ、ヴァンパイアさん…コイツを放して欲しいか?』


バゼルは不敵な笑みを浮かべながら言った。



< 220 / 574 >

この作品をシェア

pagetop