ヴァンパイアヒューマン−桜−


『助けられるってどういうことなの?』


ハートもクロードに尋ねた。


『俺にはわからないけど、ハクじぃならきっと知ってるハズ…』


クロードはそう言って、黒いハットを深く被った。


『ハ、ハクじぃ!!』


ミーナはクロードの言葉に反応した。


『ハクじぃを知ってるの?クロード』


ハートは驚きのあまり声が大きくなった。


『えっ…知ってるけど…』


クロードは戸惑いながら言った。


『ハクじぃは今どこにいるの?』


ミーナも驚きながらクロードに尋ねた。


『もしかして、みんなはハクじぃと知りあい?』


クロードが逆にミーナに尋ねると、ミーナは深く頷いた。



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