ヴァンパイアヒューマン−桜−
『実は…』
ミーナはクロードにハクじぃの事をすべて話した。
『そうだったんだ…じゃあ、ハクじぃの所へ案内するよ』
クロードはそう言って、3人をハクじぃの居所へと案内した。
4人がやってきた場所は、霞ヶ橋を渡り、ガルディニア地方の端の端にある海岸の辺。
そこに小さな小屋が大きな岸壁に隠れるように建てられていた。
『ここにハクじぃが住んでる。さあ、中へ』
クロードは3人を小屋の中へと招き入れた。
クロードに招き入れられた3人は、恐る恐る小屋の中へと入った。
『誰じゃ?』
小屋の奥から年老いた声が聞こえた。