ヴァンパイアヒューマン−桜−
『ラッセル、これが聖製水かな!?』
ミーナはラッセルに一つの試験管を見せた。
『うーん、どうでしょうか…よくわかりません』
ラッセルは首を傾げた。
『聖製水がわかるのはハクじぃだけ…もっとちゃんと聖製水の事を聞いて置けば良かったな…』
ミーナは困った様子で試験管を見つめながら首を傾げた。
『それが聖製水で合ってるよ』
突然ミーナの耳に聞き覚えのある声が入って来た。
その声に反応したミーナは地下室の入口に目を向けた。
するとそこには黒いハットを被ったクロードが立っていた。
『ク、クロード!!』
ラッセルは驚いた。